2022年5月31日火曜日
第三十四回文フリ東京感想
2022年5月5日木曜日
第三十四回文フリ東京お知らせ
今回はタイトルのとおりイベント参加のお知らせです。
弊サークル「夕暮れガーネット」は、5/29(日)開催の第三十四回文学フリマ東京に出店します! イベントへの出店は3年ぶり、文フリに関しては2016年の春以来なので6年ぶりになります。6年ということは……6年です。
ブース番号は【ク-14】です。どうやら島の真ん中みたいですね。あまりに久しぶりなので「どうやって島の内側に入るんだっけ?」ってなってます。机の下を……くぐる……?
ところでブースのほぼ正面にある二重線がなんなのか今からわくわくしています。あと配置図に書き込んだハテナマークがマウスで書いたにしては上出来でにこにこしています。
そして今回のおしながきは……
新刊が出ます。すでに物理的に存在しています。搬入し忘れない限り、新刊は"そこ"(ブース)にある。――以下、頒布物のざっくりとした紹介と試し読みのご案内です。webカタログにもすべて登録済みなので要チェック!
①新刊『歪樹のスフェン』
★全文試し読みはこちらから。
去年11月に開催された企画「ノベルバー」に参加したお話を加筆修正しました。魔法が歪んでしまった少年と“潤うものに愛される”魔法使いの、穏やかで温かなお話です。弊サークル初の非・短編集なので、じっくり読みたい方におすすめできそうです。そして今気づいたんですが『スピラーレ』とトーンが似ているかもしれません。今気づいた。
タイトルにある「歪樹」の読み方は、webカタログでは「わいじゅ」にしましたが、「いびつぎ」でもなんの問題もないです(サムズアップ)。読み方に困ったら「歪んでるやつ」とか「スフェン」とか呼んでください。というか今回に関しては「新刊」で伝わりますね。
あと、せっかくなのでしおりをつける予定です。まだデータ制作段階です。当日本に挟まってなかったらだめだったということなので「だめだったか……」と思ってください。
さて、ここから物理的な本のお話を少し。頒布物の紹介は次の青い見出しから再開します。
今回はホープツーワンさんのお世話になりました。ゴールデンウィーク明けの納品でお願いしたのですが、日曜入稿→月曜に原稿確認終了→4月末に納品という快速ぶり。ありがとうございます!
こんな感じに出来上がりました。表紙用紙は水彩調の素材に合わせて、画用紙のような質感のマーメイド スノーホワイトにしました。153kgはめくりやすい薄さで、扉の枠がほんのり透ける感じです。もう少し分厚くてもいいかもという気持ち。
でもって文字部分うっす! 文字はインクなしの真っ白なので、データ制作の際に周りとの色の差を甘く見積もったということですね。印刷段階の問題では決してありませんよ。儚い印象にしたかったのでOKなのですが、背表紙と裏表紙の文字が消えかけてて笑いました。勉強になる!
本文はこんな感じです。どちらも暗めに写っています。写真手前が新刊の『スフェン』、用紙はナチュラルという種類です。奥の既刊『スピラーレ』は淡クリームキンマリ。ナチュラルの方がくすんで飾らない色調です。触り心地はナチュラルはざらすべ、淡クリームキンマリはすべすべ。どっちもいいなあ。
②既刊『スピラーレ』
静かで澄んだ掌編5つを収録しています。西洋風の世界を違う時代の違う場所の人々がうろうろします。テーマの「滅び」がちょっと不穏ですね。
③既刊『春の夜のステラビナリア』
寄稿させていただいたり投稿サイトや無配に載せたりした8編を集めました。ジャンル混ぜこぜと言いながらファンタジーが多めです。
④無料配布『ひづめだより vol.4』
A5 4ページ 無料!
見開き短編とサークル情報の載ったペーパーです。家のプリンタでコピー用紙に印刷した親しみやすいやつです。これから印刷するんですが、万一プリンタが爆発したらコンビニに駆け込んで用意します。
今回の短編「弟子」は大正時代風のお話です。西洋風ファンタジー以外が無配に載るのはこれが初めてだったりします。まあでもなんか結局ファンタジーです:) 「本は買わないけど気になるぞ」という方も遠慮なくお持ち帰りください。
以上、頒布物の紹介でした。体調等々に気をつけて当日に備えたいと思います。家のプリンタが爆発しないことも祈っておきます。
【ク-14】夕暮れガーネットでお会いできるのを楽しみにしています。ツイッターも当日含めちょこちょこ更新予定なので、気が向いたらのぞいてみてください。