2016年5月15日日曜日

第二十二回文フリ東京感想とこれから

 藤枝です。
 テキレボ3の感想に続き、今回は5月1日に行われました第二十二回文フリ東京について雑感をお送りします。相変わらず断片的でのらくらしております。


 このイベントに合わせた有料の新刊はなく、既刊『スピラーレ』をちょっぴり増刷しました。無配は今回もぺらっと一枚のものを制作。次からは色のついた紙とかちょっとした特殊紙を使ってもいいなあと思ったり思わなかったり。

 ハイパー久しぶりにモノレールに乗りました。スーツケース置き場なんてあったんですね……。ちらっと見えた大井競馬場では、のんびりした見た目の馬がコースの内側でのんびりしてました。脚の下半分が白くふさふさしたあの種類です。名前が分かりません!

 流通センターは駅から近いと聞いていましたが、まさかあれほど目と鼻の先とは思っていませんでした。(お恥ずかしいのですが、文フリは一般参加の経験もなかったんです。)暑くなるという情報を信じて薄手の六分袖にスカーフを巻いていたのですが、入場待機の時に風にびゅんびゅん吹かれまくって寒かったです。

 ブースは柱のすぐ脇でした。柱サークルというやつですね。会場も広大、島の売り手側のスペースも国際展示場より広々としていて、とっても快適に過ごせました。内装が白っぽいので照明の明るさが増幅されてるような雰囲気でした。机のサイズがテキレボの半分ということで、並べる物を前回のラインナップから厳選しました。



 お分かりいただけるだろうか。白いブタ二匹がいなくなっていることに(前の記事参照)。二匹は机のサイズの都合により留守番となりました。おしながきもB4からA4にサイズダウンしております。

 今回は何よりたくさんの方とお話ができて嬉しかったです。オフでお世話になっている方、テキレボで知り合った方、ツイッターやtaskeyでつながっていた方が訪ねてくださったケースもありました。まさかこんなに多くいらしているとはという感じです。東京と銘打ちながらも全国を巻き込んでいて、とんでもない規模のイベントだとつくづく思いました。ブタ好きの方々からも反応をいただきましたよ!「ブタのお話があるかと思った」という声を聞いた時にははっとしました。本当に。もしかするといつかブタ本を出す……かも。あとあと、文フリ公式のカメラマンさんがいらして撮影してくださいました。嬉しい! どこかで公開されるのかと思うとちょっと恥ずかしいですね。

 『スピラーレ』は搬入した数の半分、『ひづめだより vol.2』はだいたい十部ぐらいがそれぞれ旅立ちました。テキレボの時よりも無配が減りませんでしたね。会場が広くてサークルも多くて、買う側からすれば個々のブースに近寄りがたかったりするんでしょうか。テキレボがアットホームな雰囲気で、かつお買い物代行で注文してくださった方がいるというのもあると思います。

 だらだらと書き連ねましたが、スタッフの皆さん、ブースにお越しくださった皆さん、あと最後の机運びを手伝ってくださった方、本当にありがとうございました! 楽しかったです! 今度はカレー食べたいな。


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 今後の活動予定ですが、年内のサークル参加はこの文フリ東京で最後となります。委託での参加や通販も予定がありません。一般参加はしたい気が山々なのですが……。運転再開は来年の春ごろを見込んでおります。テキレボか文フリ東京かに出られるといいな。書きたいものもあるし、やる気は満々ですよ!
 ウェブではtaskeyにて、マジカルでシリアスなファンタジー『紅蓮の氷華』を連載中です。いつストックが尽きるかな(血涙)
 (※追記:taskeyさんは閉鎖されました。大変お世話になりました! 掲載していた作品はカクヨムさんにて順次公開、または続きを執筆中でございます。)

 次にブログを動かすのはいつになることやら……。

2016年5月2日月曜日

テキレボ3感想ちょろっと

 こんばんは、藤枝です。

 1ヶ月以上たってしまいましたが、このあいだ書いた第3回Text-Revolutionsの感想を残しておこうと思います。テキレボのですよ! 文フリ翌日なのに!
 超初心者並感のコメント満載ですが、ぬるっと生暖かく読んでください。

●参加するまで
 去年の第2回に一般参加して様子をなんとなく知り、サークル参加申し込みをしました。
 印刷所さんを調べるうちにクラフトペーパーを表紙にする欲望が頭をもたげてきたのですが、背幅やお財布の事情により断念。代わりに、表紙のマットPP加工と本文の淡クリームキンマリは絶対に譲らんと誓いました。『スピラーレ』はなんと言っても静かな雰囲気の本なので、マットが合うと思って疑わなかったのです。(多くの印刷所さんでクリアとマットの値段が違ったり、マットだけオプション扱いだったりなのが衝撃でした。

 せっせと書いて編集して校正して、なんとかいいペースで入稿しました。無料配布も30ほど家で刷って一安心……できませんでした
 まず本。目次とノンブルがずれてました。凡ミス! さいわい〆切の数日前に入稿していたので、急いで問い合わせて差し替えました。印刷所さん、ばたばたしてすみませんでした&迅速な対応ありがとうございました! そして無配は奥付の発行日が「2015年」に! 時空の歪みですね! 全て手書きで直しました。

 什器は近くの100円ショップを何軒か回ってそろえました。B4サイズを載せられるイーゼルってなかなかないんですね。ブタは10匹とも以前から家にいました。お品書きはパワポでフリー素材を貼りつけてなんとか作成。途中から動作がずずんと重くなって怖かった!

 2月末。納品予定日の3日前に本が届き、驚きながらもほくほく。設営のシミュレーションをして、クロスをよい寸法に縫いました。途中でミシンがご機嫌ななめになったので泣く泣く手縫いにシフトしました。下手! ポップやお品書き、入場券等々も印刷して準備万端。


●当日
服装というものを数年前からやっと考えはじめた生き物は、イベントに何を着ていけばよいのか皆目分かりませんでした。なんとなく皆さんおしゃれなイメージがありましたし……。ということで、ジャケット+ネクタイ+デニムという不思議な出で立ちをきめ、がらがらと小型のスーツケースをひいて出陣しました。

 両隣のサークルさんはどちらもイベントに慣れていらっしゃり、その真ん中でどんちゃかどんちゃか設営を完了させました。お騒がせしました……。



 ブースの様子です。頒布物が2種類という寂しい風情です。ブタは無事全員が持ち場につきました。虚無をたたえた目で樽に入っている奴について「牛ではないか?」との問い合わせを時々いただきますが、ブタです。

 途中お買い物のために何度か留守にしました。「買いたかったけど誰もいなかったぞ」という方、申し訳ありません。留守のあいだにも無配をゲットしてくださった方がいたようで嬉しい限りです。
 また今回は企画「滅亡探訪」に参加させていただいたので、“滅びの地図”を持った方も足を運んでくださりました。やった!
 舞台でのイベントもちらちら見たり聴いたりできたのですが、朗読で視界がじんわりしてしまいました。危なかった……。
 あとあと、隣のサークルさんとちょこちょこお話をできたのも楽しかったです。とってもお優しい方でした(しみじみ)。

 売り上げはというと、『スピラーレ』は搬入した分の7割以上が旅立ちました。達者でな! そして無配は30部ほぼ全てはけました。びっくりしました。本当に。

 物語の世界の地図を書いてはどうかとお話してくださった方、下手な説明を優しく聴いてくださった方、ブタに食いついてくださった方……印象深い方ばかりでした。ありがとうございました。代行でお買い上げくださった方もありがとうございました。「滅亡探訪」主催の藍間さん、テキレボスタッフ及びメンバーズの皆さんにもお礼を申し上げます!