2026年10月11日日曜日

文学フリマ東京43に出店します

最近、きのこクリームのおいしさが分かってきました。こんにちは、藤枝です。

文フリ大阪の余韻が残るなかお知らせです。
弊サークルこと
夕暮れガーネットは、
11/8(日)の文学フリマ東京@東京ビッグサイトに出店します!
ブースは南1-2ホールの【L-33】。フロアは1階です。もう1つの会場である南3-4ホールとは別のフロアとなります。
一般入場チケットは¥1,000(前売)・¥1,350(当日スマチケ)・¥1,500(当日窓口)の3種類。18歳以下は無料です。やったー!


今回の頒布物はこちら。既刊5種類と書き下ろしの無料配布ペーパーがあります。いつものように、お買い上げ1回ごとにしおり1枚がつきます。
webカタログもあわせてチェックしてみてください。

そして今回、新たに「お取り置きフォーム」をつくってみました。
①お名前(本名以外でOK)、②ご希望の本をお書きいただくと、在庫のある限り張り切って取り置きさせていただきます。お気軽にご利用ください!

以下、それぞれの頒布物を紹介します。


①最新刊『短編集Ⅱ プロムナード』


文庫判 82ページ 300円
再録短編集その2
ジャンル内訳:西洋風ファンタジー6・現代ファンタジー1・SF1

合同サークル誌で書かせていただいたお話や、投稿サイトに載せたお話など、2019年〜2023年ごろに書いた8編を収録。ちょうど1年前に発行したのですが、予想以上の勢いで旅立ったため早くも増刷しました。
軽く目を伏せるような、寂しいお話が多めです。美術要素があちこちにちょっとずつあるので、芸術の秋のお供によさげです。
1編ごとの長さは、1000字ちょいから何千字かぐらいです。なぜかひとつだけ1万字以上あります。

〈収録作品〉
●印がついたものは、タイトルのリンクから全文試し読みできます。

燐の夜
西洋風ファンタジー/燈・冬・別離

西洋風ファンタジー/春、旅立ちと禁忌

天秤通りの霊験
西洋風ファンタジー/画家が見た一陣の奇蹟

SF/命なき、しじまを愛す

西洋風ファンタジー/ボザンカ村の行進は有名で…

勇者の肖像
西洋風ファンタジー/とどめおくもの

現代ファンタジー/2021年の孤独と暴力

つまびき
西洋風ファンタジー/こんなところに森があっただろうか

 男は約束もなしに訪ねてきた。男と呼ぶには若く、村で成人の儀式を済ませたばかりのように見えた。多少名の通った先生方なら門前払いするだろうが、おれは男を迎え入れることにした。急ぎ描かねばならないものもなければ、子どもたちに教えに行く予定もなかったからだ。
(「勇者の肖像」)

短いお話をたくさん読みたい方は、次に紹介する再録短編集その1『春の夜のステラビナリア』もチェックしてみてください! 内容的に続き物ではないので、どちらから読んでもOKです。


②『短編集Ⅰ 春の夜のステラビナリア』


文庫判 86ページ 300円
再録短編集第1弾
ジャンル内訳:ファンタジー4・現代2・SF1・旅行記1

こちらも、寄稿したお話や投稿サイトや無配に載せたお話を集めた短編集です。2014年〜2018年ごろに書いたものが集まっています。(10年以上前……?)
切ない雰囲気のお話が多く、すっきりハッピーなやつはほとんどありません。

〈収録作品〉
●印がついた作品は、タイトルのリンクから全文試し読みできます。

現代/冬、先輩と私の届かない物語

ブラチスラヴァで三時間
旅行記/スロヴァキアに行った時の話

SF百合/戦うヒーローとカフェ店主の話

遠き歌声
西洋風ファンタジー/風と喪失

ファンタジー/“青百合がいたらそっと逃げるんだよ”

カシー・ルルーとの燦たる午後
西洋風ファンタジー/きみは鏡の中で宝石を嚥下する

西洋風ファンタジー/竜・靴・怒り

ロスト
現代/美術館・鍵・息苦しさ

紗斗は言葉どおり、人の群がっていない絵から絵へと移動した。人垣へ馬鹿正直に突入する理由もないと思い、ひとまずは紗斗を追いかける。紗斗は長いスカートを揺らして縦横無尽に動き、かといって騒がしくも見えず、まるで花を飛んで回る蝶だった。
(「ロスト」)


③『スピラーレ』


文庫判 70ページ 300円
連作西洋風ファンタジー

穏やかで澄んだ、うっすらと翳りのある5編を収録。同じ世界の違う時代・違う場所の人々が、旅したり食べたりします。
実は弊サークルが初めて発行した本です。

※在庫状況と終売について※
在庫が残り5部以下となりました。在庫完売をもって終売とします。
今回は全ての在庫を会場に持ち込むので、今回で終売になる可能性もあります。
なお、在庫と同数の取り置き依頼をいただいた場合も、その時点で終売となります。状況はこの記事やXでお知らせ予定です。

〈収録作品〉
●印がついた作品は、タイトルのリンクから全文試し読みできます。

山間の町にやって来たヨアン。深い緑の瞳をもつリッケと出会うが……

疫病に村を襲われ家族を失ったルーカは、“魔法使い”と呼ばれる隠者の噂を聞いた。

晩夏の手向け
剣士のゾントと楽師のビノエ、兄弟が出会った過去と幻。

星影の標
古に紡がれた聖なる言葉を探し、ミシュカは小さな旅に出る。

春へゆく風
薬を売って旅をするメアリアと先生はサンゲルジュという町に着く。


④『歪樹のスフェン』


文庫判 110ページ 500円
魔法をめぐる優しめ西洋風ファンタジー
全文試し読みはこちらから

〈あらすじ〉
スフェンの魔力はある出来事を境に歪んでしまった。失意に倒れた彼は旅の魔法使いエリアのもとに身を寄せる。二人が過ごした秋の温かな物語。

弊サークルの「穏やかに読める本部門」1位です。天気にたとえるなら雨のち晴れ。
ちなみに表紙の紙はマーメイドという銘柄で、スケッチブックのようなざらりとした手触りがgoodです。

 細かく書きつけた紙片をスフェンに渡しかけ、エリアが小さく声をこぼした。紙片に息を一つ吹きかけ、「失礼」と言って改めてよこしてくる。スフェンが受け取ると術が動きだした。どこまでが一文字かも分からぬ羅列が黒い丸に変じた後、細い糸にほどけて見慣れた文字をつくる。書きつけは〈のぞき〉に必要な品の一覧で、スフェンが授業で使ったことのあるものもあれば、植物か動物かさえ分からないものもあった。 


⑤『キューのエレジー』


文庫判 136ページ 500円
どんより暗い自称SF(舞台は現代)
全文試し読みはこちらから

〈あらすじ〉
恒樹はある日、異星人の旅行者をホストとして迎えることになる。九洞と名乗るその“ひと”は三年前に消えた後輩と同じ姿だった。暗く垂れ込める夏の物語。

ファンタジー中心の弊サークルにおいて異色の自称SF。専門分野でないけどいい感じなのか、お蕎麦屋さんのカレー的な人気を誇っています。
読後感は全然すっきりしません。暗黒というよりは、夏のじっとりした暗さがあります。
表紙の紙はパールスノープラチナという銘柄で、細かなきらきらがあります。曇りつつも真っ暗ではない夏の空をイメージして選びました。

「わたしは天の川銀河ではない、他銀河にある星から来ました」
 タギンガ、と恒樹は口に出した。
「小さくて、これといった特徴もないところです。それでも様々な規模で意見がぶつかります。一つの銀河に何千億もの恒星があり、その何割かに生命が暮らし、いくつもの共同体や宗教があると思えば、多少の意見の違いには鈍感になってきます――よくも悪くもですが。わたしの星でも、星を開くと決まった時はかなり混乱がありましたが、今はなんとかやっています。なので地球もきっと大丈夫だと思います」
「そうだといいですね。本当に」


⑥無料配布『ひづめだより vol.12』

A5判 4ページ 無料

見開き短編とサークルの活動予定が載っています。
家のプリンタでコピー用紙に印刷し、2つ折にした親しみやすい味わい。
10月上旬現在、短編部分の進捗は0文字です。回を追うごとに進捗0期間が長くなっています(テレッテテーン)。
本は買わないかも…という方も、名刺代わりにぱぱっと持っていってください!


◯寄稿「みのまわり」さん(ブース:え-79)
「みのまわりのもの」をテーマにした文芸誌に、以下寄稿させていただいています。
どの号も素敵なのでぜひお立ち寄りください!

既刊『vol.4 燈』700円
ヴィクトリア朝風ファンタジー「燐の夜」
※弊サークルの『短編集Ⅱ プロムナード』に加筆修正版が載っています

既刊『vol.6 鞄』700円
大正時代風ファンタジー「胡蝶と青天」
エッセイ「ダイナモ」
1ページ短編「トートバッグ」


以上お知らせでした!
今後もX(旧Twitter)を中心に発信していきます。
11/8(日)、東京ビッグサイトにてお会いするのを楽しみにしています。
まずはお互い風邪をひかないように過ごしましょう! それでは〜。


2026年9月22日火曜日

文学フリマ大阪14感想

彼岸花と金木犀ってこんなに同時だったっけ。
こんにちは、藤枝です。

今回は9月13日(日)に開催された文学フリマ大阪14の感想を書きました。お話じゃない文章、特にですますで話すようなやつって書くのが難しい。(お話が難しくないわけではない。)


⚫︎経路と会場のこと

生まれて初めてインテックス大阪に行きました。外観がロンドン万博(1851年)のクリスタルパレスに似てていいですね。最寄り駅であるニュートラムの中ふ頭駅は、インテックスの公式サイトによると混雑の可能性があり、大阪メトロ中央線を使う場合は隣のコスモスクエア駅をご利用あれとのこと。しかし初めて行く場所なので、悩んだ末に混雑覚悟で早めに中ふ頭駅をめざしました。

中ふ頭駅までの経路もいくつかあり、今回は中央線は結局使わず、住之江公園駅でメトロ四つ橋線からニュートラムに乗り換えました。中ふ頭駅からは案内の看板がある上に道もシンプルで、徒歩10分弱でインテックスに到着。10時半過ぎに待機列なしでブースに入れました。他のルートを試していないので比較はできませんが、心配していた駅での混雑もなく、今回のルートで困ったところはありませんでした。あと、ふだん海に縁がない暮らしをしているので、海が見えて潮のにおいがするだけでテンションが上がりました。

今回のブース【に-25】は会場の2号館のかなり端っこでした。最初はめちゃくちゃ寒かった! 壁?から出てくる冷気が直撃していました。夏物の薄いカーディガンでは鼻水が出たものの、人が増えてからは涼しく感じられる程度になりました。夜に顔がぽかぽかになって「やはり“ひいた”か…」と覚悟をきめましたが、一晩寝たら跡形もなく治り、ここ10年で初めて自分の生命力を見直しました。

会場について温度以外のことで言うと、机や通路の間隔は広すぎず狭すぎずで快適でした。設営してくださった皆さんに感謝。ホールの外は屋根なしの部分もあって開放的で、座れるところが多いのもよかったです。2号館の外には軽食やうどんのお店もあったので、次回はチャレンジしたいです。あとホール内のBGMにオリーブの丘を感じました。(もしやと思って調べたところ、オリーブの丘って関東に多いんですね。)

お手洗いは個室の数が少ないので、余裕をもって行くのをおすすめします。幸運にも長く並ぶことはなかったのですが念のため。



⚫︎頒布のこと

妙に時間をかけながら設営したブースがこちら。




すっきりしてはいますが、なんかこうまとまりがない気があります。最新刊のイーゼルをちょっとした台に置いたら、高さ的におしながきとスタンドの中間に来ていいかもしれません。目立たせたい本を目立たせられるし、陰に備品も置けるし……とか思いながらお昼を食べ、試し読みコーナーに本を置くなどするうちに開場しました。

12時台はまったりで、差し入れを交換してトコジラミの話をしたり、去年の文フリ東京41で買った本を読んだりしていました。13時には会場のにぎわいが増え、14時〜16時半は当社比で怒濤でした。複数お買い上げくださる方や、当日までにマークしてくださっていた方もいて、とても嬉しかったです。一度に複数人がブースにいらっしゃる瞬間もあってどえらいことでした。

あと、試し読みコーナーがかなり近所だったからか、そっちの方角から人の流れが来ることが多かったと思います。購入してくださった方に弊サークルを知ったきっかけをお尋ねしたところ、「試し読みコーナーで」という回答も複数いただきました。出店者さんの感想記事を読むと、試し読みコーナーきっかけの購入が少ない印象だったので、まちまちなんだなあと感じています。「試し読みで見つける→ブースが近いので行ってみる」という流れがあったとしたら、今回のブース位置は幸運だったかもしれないです。

そして頒布冊数は、ありがたいことに歴代1位を更新しました。実はwebカタログの「気になる!」やTwitter(現X)での反応もこれまで以上に頂いていたので、開催前からちょっとそわそわしていたのでした。事前の反応の量と頒布結果は必ずしもリンクしないと思っていましたが、今回はそうではなかったようで嬉しいです。大阪初頒布の本もあり、普段は東京近辺にいるサークルなこともあって、興味をもってくださる方が多かったのかもと思っています。

また、今回は旅の同行者に1時間ほど売り子をお願いしました。マニュアルをつくって声かけや頒布の流れ等々をまとめたり、売り子の名札をつくったりといった準備をおこないました。頒布数の記録も、普段はメモに正の字を書くだけなのですが、今回は分かりやすさ重視で、チェックマークを入れる形式の書影付きの表を用意してみました。
当日は久々に会場をのんびり回れて嬉しく楽しかったです。ほぼほぼ全ての通路を歩き、取り置きをお願いした本を購入したり、マークしていた別の本が売り切れだったり、気になっていたサークルさんの無配を頂いたり、偶然見つけたサークルさんにも立ち寄ったりとするうちに、一瞬で時間が過ぎました。売り子にとっても楽しい時間だったようです。撤収作業も分担できたのでとても助かりました。

ブースに来てくださった方、運営スタッフ・ボランティアの皆さんにもお礼を。今回もありがとうございました!

●今後の予定と在庫のこと

次回は11月8日(日)の文学フリマ東京43に出店します。会場は東京ビッグサイトの南1〜4ホールです。ちなみに一般入場の場合は入場チケット(前売・当日あり)が必要なのでご確認くださいね。

頒布ラインナップは既刊5種類+書き下ろしの無料配布の予定です。実はおかげさまで在庫が減ってきており、既刊の持ち込み数をいつもより色々検討しています。
ちなみに現在の在庫状況は以下のとおり。(なんとなくの基準として、残り5部以下になったら「僅少」と言っています。)

『スピラーレ』 引き続き僅少です(頒布ペースがのんびりなので僅少な期間も長い)。在庫がなくなり次第終売です。

『プロムナード』 発行から1年弱で僅少となったため増刷決定。再録集なので最初の作成部数を少なくしたのですが、それにしてもハイペースで旅立ってびっくりです。11月の文フリ東京前に在庫を補充できるよう準備する予定です。

『歪樹のスフェン』 残り1桁となりました。上の2種類ほどではないものの減ってきています。増刷はじんわり検討中。

『春の夜のステラビナリア』『キューのエレジー』 着々と減りつつ、まだ若干余裕があります。

文フリ大阪後の在庫確認が終わり、BOOTHでの通販も再開しています(※文フリ東京前にまた受付停止します)。送料や手数料がかかりますが、お互いに住所や名前がばれない形で発送します。今のところは上記5種類がそろっているので、大阪で買いそびれた方や文フリ東京まで待てない方はぜひご利用ください。


それでは!



おまけ:新幹線で移動中の弊サークルのマスコット。ブースにもいました。




2026年8月13日木曜日

文学フリマ大阪14に出店します

必死になって汗拭きシートで拭いてる間に汗をかきます。こんにちは、藤枝です。

今回は夏真っ盛りの時期に告知です。文フリ東京にはまだ少し早いですね。ということは……

弊サークルこと夕暮れガーネットは、
9/13(日)開催の文学フリマ大阪14@インテックス大阪2号館に出店します!
ブースは【に-25】。に、にこ……(ぎこちない笑み)

文フリ大阪は2023年以来の出店です。インテックスというと、展示場界の西の雄(国際展示場のライバル?)みたいなイメージがあるので楽しみです。出店数も前から増えてるんだろうなあ。
今回のおしながきはこちら。


ちょっと字を小さくして無配の情報を増やしました。あとここには載っていませんが、購入1回につき1枚しおりがついてきます。(×載っていない ◯元々載っていたが手直しするうちに消えた)

有料の頒布物は5種類すべて既刊ですが、『プロムナード』は大阪では初頒布となります。
また、無料配布も含めて取り置きを随時受付中です。ご希望の方はX(旧Twitter)のDM、メールなどでご連絡ください。
webカタログもあわせてどうぞ。「気になる!」を押してくださっている方がいてにこにこ嬉しいです。

さて、頒布物ごとの紹介です。


①大阪初頒布『短編集Ⅱ プロムナード』



文庫判 82ページ 300円
再録短編集その2
ジャンル内訳:西洋風ファンタジー6・現代ファンタジー1・SF1

合同サークル誌で書かせていただいたお話や、投稿サイトに載せたお話など、2019年〜2023年ごろに書いた8編を収録しました。
長さは1編あたり1000字ちょいから何千字かぐらいです(最長は1万字ちょい)。
軽く目を伏せるような、少し寂しいお話が多めです。また、あちこちにちょっとずつ美術要素があります。秋に向けてオススメの1冊です!

〈収録作品〉
●印がついたものは、タイトルのリンクから全文試し読みできます。

燐の夜
西洋風ファンタジー/燈・冬・別離

西洋風ファンタジー/春、旅立ちと禁忌

天秤通りの霊験
西洋風ファンタジー/画家が見た一陣の奇蹟

SF/命なき、しじまを愛す

西洋風ファンタジー/ボザンカ村の行進は有名で…

勇者の肖像
西洋風ファンタジー/とどめおくもの

現代ファンタジー/2021年の孤独と暴力

つまびき
西洋風ファンタジー/こんなところに森があっただろうか

 男は約束もなしに訪ねてきた。男と呼ぶには若く、村で成人の儀式を済ませたばかりのように見えた。多少名の通った先生方なら門前払いするだろうが、おれは男を迎え入れることにした。急ぎ描かねばならないものもなければ、子どもたちに教えに行く予定もなかったからだ。
(「勇者の肖像」)

短いお話をたくさん読みたい方は、再録短編集その1『春の夜のステラビナリア』もチェックしてみてください↓
(内容的に続き物というわけではないので、どちらから読んでもOKです。)


②『短編集Ⅰ 春の夜のステラビナリア』



文庫判 86ページ 300円
再録短編集第1弾
ジャンル内訳:ファンタジー4・現代2・SF1・旅行記1

こちらも、寄稿したものや投稿サイトや無配に載せたりしたものを集めた短編集です。2014年〜2018年ごろに書いたものが集まっています。(10年以上前……?)
切ない雰囲気のお話が多いです。すっきりハッピーなやつはほとんどありません。

〈収録作品〉
●印がついた作品は、タイトルのリンクから全文試し読みできます。

現代/冬、先輩と私の届かない物語

ブラチスラヴァで三時間
旅行記/スロヴァキアに行った時の話

SF百合/戦うヒーローとカフェ店主の話

遠き歌声
西洋風ファンタジー/風と喪失

ファンタジー/“青百合がいたらそっと逃げるんだよ”

カシー・ルルーとの燦たる午後
西洋風ファンタジー/きみは鏡の中で宝石を嚥下する

西洋風ファンタジー/竜・靴・怒り

ロスト
現代/美術館・鍵・息苦しさ


③『スピラーレ』




文庫判 70ページ 300円
連作西洋風ファンタジー

穏やかで澄んだ、うっすらと翳りのある5編を収録。同じ世界の違う時代・違う場所の人々がうろうろします。
実は弊サークルで最初につくった本です。

※終売予定について※
在庫が残り10部未満となり、増刷せずに終売とする予定です。
今回、会場には在庫の一部分を持ち込み、残りは次のイベントや通販に繰り越します。取り置きも受付中なので、ご希望の方はX(旧Twitter)のDM、メールなどでご連絡ください。
なお、在庫と同じ数の取り置き依頼を頂いた場合は、その時点で終売となります。状況はXやこの記事でお知らせ予定です。

〈収録作品〉
●印がついた作品は、タイトルのリンクから全文試し読みできます。

山間の町にやって来たヨアン。深い緑の瞳をもつリッケと出会うが……

疫病に村を襲われ家族を失ったルーカは、“魔法使い”と呼ばれる隠者の噂を聞いた。

晩夏の手向け
剣士のゾントと楽師のビノエ、兄弟が出会った過去と幻。

星影の標
古に紡がれた聖なる言葉を探し、ミシュカは小さな旅に出る。

春へゆく風
薬を売って旅をするメアリアと先生はサンゲルジュという町に着く。


④『歪樹のスフェン』



文庫判 110ページ 500円
魔法をめぐる優しめ西洋風ファンタジー
全文試し読みはこちらから

〈あらすじ〉
スフェンの魔力はある出来事を境に歪んでしまった。失意に倒れた彼は旅の魔法使いエリアのもとに身を寄せる。二人が過ごした秋の温かな物語。

 細かく書きつけた紙片をスフェンに渡しかけ、エリアが小さく声をこぼした。紙片に息を一つ吹きかけ、「失礼」と言って改めてよこしてくる。スフェンが受け取ると術が動きだした。どこまでが一文字かも分からぬ羅列が黒い丸に変じた後、細い糸にほどけて見慣れた文字をつくる。書きつけは〈のぞき〉に必要な品の一覧で、スフェンが授業で使ったことのあるものもあれば、植物か動物かさえ分からないものもあった。 

雨のち晴れ、穏やかな気持ちで読み終えられそうなお話です。
ちなみに、表紙にはマーメイドという紙を選びました。スケッチブックのようなざらりとした手触りがgoodです。


⑤『キューのエレジー』


文庫判 136ページ 500円
どんより暗い自称SF(舞台は現代)
全文試し読みはこちらから

〈あらすじ〉
恒樹はある日、異星人の旅行者をホストとして迎えることになる。九洞と名乗るその“ひと”は三年前に消えた後輩と同じ姿だった。暗く垂れ込める夏の物語。

「わたしは天の川銀河ではない、他銀河にある星から来ました」
 タギンガ、と恒樹は口に出した。
「小さくて、これといった特徴もないところです。それでも様々な規模で意見がぶつかります。一つの銀河に何千億もの恒星があり、その何割かに生命が暮らし、いくつもの共同体や宗教があると思えば、多少の意見の違いには鈍感になってきます――よくも悪くもですが。わたしの星でも、星を開くと決まった時はかなり混乱がありましたが、今はなんとかやっています。なので地球もきっと大丈夫だと思います」
「そうだといいですね。本当に」

ファンタジー中心の弊サークルにおいて異色の自称SF。蕎麦屋のカレー的な人気を誇っています。
読後感は全然すっきりしません。暗黒というよりは、夏のじっとりした暗さがあります。
ちなみに、表紙にはパールスノープラチナという紙を選びました。細かなきらきらが入っていてgoodです。


⑥無料配布『ひづめだより vol.11』

A5判 4ページ 無料

見開き短編とサークルの活動予定が載ったペーパーです。
8月上旬現在、短編の進捗は0文字です。(テテーン)
家のプリンタで印刷する親しみやすい味わい。
本は買わないかも……という方も、名刺代わりにお気軽に持っていってください!


当日までX(旧Twitter)を中心に宣伝していくので、よろしくお願いいたします。
9/13(日)、大阪でお会いできるのを楽しみにしています!それでは〜。

2026年7月12日日曜日

10周年イヤーが半分終わったよ

オオスカシバという蛾を初めて見ました。すかしてはいませんでしたが透けてました。
こんにちは、藤枝です。

今回は珍しくじっとりした時期にブログを更新します。というのも、弊サークルこと「夕暮れガーネット」が今年で発足10周年なので、いつもよりちょっとは活動しておくかという気になったからです。

ただ、これといったトピックもないので、ひとまず上半期を振り返ることにします。活動記録って1ヶ月ごとぐらいの間隔で書かれている方もいますよね。尊敬します。

1月
2024年12月の文学フリマ東京39にて無料配布したお話をカクヨムで公開しました。
始まりを感じさせる雰囲気の西洋風ファンタジーです。

2月
・「ふらっとぺらっと page6」参加
福岡は天神のブックカフェ+web通販のイベントに初参加させていただきました。委託販売自体が初めてだったのですが、運営の皆さんの分かりやすいご案内もあり、戸惑うこともなく終始楽しかったです。カフェメニューがどれもおいしそうだったので、今度は現地で頂きたいなあ。

・『ひづめだよりvol.10』配布
「ふらっとぺらっと page6」に向けて制作し、委託する本にくっつけて送り出しました。無料配布ペーパーの記念すべき10号めです。書き下ろした短編は「楽師たち」。『歪樹のスフェン』と世界観などを共有する西洋風ファンタジーです。暗くないので、さっぱりした気分で読めると思います。

3月
・みのまわりInstagram短編「花束」参加
毎月開催されている企画に、現代を舞台にしたお話で参加させていただきました。複数の執筆者が同じテーマ(今回は「花束」)で書くので、テーマに対する色々な視点や解釈に毎回はっとすることがあり、読んでも書いても楽しい企画です。

4月
「これです!」と紹介できるものはないですが、書いたり読んだりしていました。
何を読んでたかな。『花物語』の下巻かな。

5月
先述の2月の無料配布ペーパーに載せた短編をカクヨムで公開しました。

・長編になりそうなものを考える
10年以上前に少し書いて止まっていたお話があり、要素を足して動かせそうな気がしてきました。

6月
・長編になりそうなものを考える つづき
まだまだ考えていました。追加要素の部分が肥大化しそうで、もともとのお話がぼやけないようにしたいなと思っています。

・文披31題に向けて書こうとしていたが書けなかった
7月の投稿企画「文披31題」に向けて書こうとしていたが書けませんでした。
遅れての参加もOKだそうなので、もしかしたらもしかするかもしれません。


……という感じでした。
「こりゃ1年ごとに振り返ればいいわ」と思える密度の薄さです。1ヶ月に1つは何かしらここに書けるアクションをしようとしていたのですが、なかなか難しい。1月と5月の投稿も過去作の再録みたいなものですし。

下半期はというと、9/13の文学フリマ大阪14、11/8の文学フリマ東京43に出店します。大阪まではちょうどあと2ヶ月ですね。なんか焦ってきた。
また、何年かちまちま書いているものが佳境に入ったので、今年のうちに初稿を完成させたいです。読み直しも終わったらカクヨムに載せる予定です。
あとは次につくる本をぼんやり決めたり、長めのものを書きはじめたり、短いものもぽろぽろ書いたりしていきたいです。言うだけ言う。

それでは、まずは9月に大阪でお会いしましょう!
イベントの告知はブログやSNSでおこなっていくので要チェックです。