2023年5月28日日曜日
文フリ東京36感想
2023年5月3日水曜日
文フリ東京36お知らせ
〈あらすじ〉
恒樹はある日、異星人の旅行者をホストとして迎えることになる。九洞と名乗るその“ひと”は三年前に消えた後輩と同じ姿だった。暗く垂れ込める夏の物語。
手洗いうがいの後に見てみれば、九洞は博物館の展示室に入った時のように、足をゆっくりと動かして八畳間を観察していた。背の低い横長の棚、くしゃくしゃのタオルケットを載せた窓際のベッド、開きっぱなしの押し入れ、あらゆるものに熱心な眼差しが注がれた。後ろに回した手に持つ地球滞在マニュアルが、魚の尾びれのように揺れている。恒樹はグラス二つに麦茶を注いで机に運んだ。それから押し入れの座布団を引っぱり出した拍子に、金魚もいつか宇宙に行ったことを思い出した。
細かく書きつけた紙片をスフェンに渡しかけ、エリアが小さく声をこぼした。紙片に息を一つ吹きかけ、「失礼」と言って改めてよこしてくる。スフェンが受け取ると術が動きだした。どこまでが一文字かも分からぬ羅列が黒い丸に変じた後、細い糸にほどけて見慣れた文字をつくる。書きつけは〈のぞき〉に必要な品の一覧で、スフェンが授業で使ったことのあるものもあれば、植物か動物かさえ分からないものもあった。
③既刊『スピラーレ』
静かで澄んだ掌編5つを収録しています。違う時代の違う場所の人々が西洋風の世界をうろうろします。テーマの「滅び」がちょっと不穏ですね。
④既刊『春の夜のステラビナリア』
⑤無料配布『ひづめだより vol.5』
A5 4ページ 無料!
見開き短編とサークル情報の載ったペーパーです。家のプリンタでコピー用紙に印刷した親しみやすいやつです。短編は今から書きます。「本は買わないけど気になるぞ」という方も遠慮なくお持ち帰りください。
そして今回は、拙作が夕暮れガーネット以外のブースにお邪魔しています。
みのまわりさん(第二展示場Fホール【う-60】)
『みのまわり vol.4 燈』…ヴィクトリア朝風短編「燐の夜」
『みのまわり vol.5 鏡』…大正時代風短編「破鏡譚」、1ページ小説2編
以上4編を寄稿させていただきました!
さらに、「めがね」をモチーフにした無料のペーパーにも短編で参加しております。今回が初頒布の品ですよ。
みのまわりさんは装丁も作品もブースもとってもおしゃれなので、ぜひお立ち寄りください!
ということで、5/21 文学フリマ東京36でお会いできるのを楽しみにしております! twitterでも告知をしていくのでよろしくお願いいたします〜。
2022年12月17日土曜日
アテクシたちの2022と2023の話
【書いたお話】
2022年5月31日火曜日
第三十四回文フリ東京感想
●開場までのこと
●設営のこと
●頒布や本のこと
●今後のこと
2022年5月5日木曜日
第三十四回文フリ東京お知らせ
今回はタイトルのとおりイベント参加のお知らせです。
弊サークル「夕暮れガーネット」は、5/29(日)開催の第三十四回文学フリマ東京に出店します! イベントへの出店は3年ぶり、文フリに関しては2016年の春以来なので6年ぶりになります。6年ということは……6年です。
ブース番号は【ク-14】です。どうやら島の真ん中みたいですね。あまりに久しぶりなので「どうやって島の内側に入るんだっけ?」ってなってます。机の下を……くぐる……?
ところでブースのほぼ正面にある二重線がなんなのか今からわくわくしています。あと配置図に書き込んだハテナマークがマウスで書いたにしては上出来でにこにこしています。
そして今回のおしながきは……
新刊が出ます。すでに物理的に存在しています。搬入し忘れない限り、新刊は"そこ"(ブース)にある。――以下、頒布物のざっくりとした紹介と試し読みのご案内です。webカタログにもすべて登録済みなので要チェック!
①新刊『歪樹のスフェン』
★全文試し読みはこちらから。
去年11月に開催された企画「ノベルバー」に参加したお話を加筆修正しました。魔法が歪んでしまった少年と“潤うものに愛される”魔法使いの、穏やかで温かなお話です。弊サークル初の非・短編集なので、じっくり読みたい方におすすめできそうです。そして今気づいたんですが『スピラーレ』とトーンが似ているかもしれません。今気づいた。
タイトルにある「歪樹」の読み方は、webカタログでは「わいじゅ」にしましたが、「いびつぎ」でもなんの問題もないです(サムズアップ)。読み方に困ったら「歪んでるやつ」とか「スフェン」とか呼んでください。というか今回に関しては「新刊」で伝わりますね。
あと、せっかくなのでしおりをつける予定です。まだデータ制作段階です。当日本に挟まってなかったらだめだったということなので「だめだったか……」と思ってください。
さて、ここから物理的な本のお話を少し。頒布物の紹介は次の青い見出しから再開します。
今回はホープツーワンさんのお世話になりました。ゴールデンウィーク明けの納品でお願いしたのですが、日曜入稿→月曜に原稿確認終了→4月末に納品という快速ぶり。ありがとうございます!
こんな感じに出来上がりました。表紙用紙は水彩調の素材に合わせて、画用紙のような質感のマーメイド スノーホワイトにしました。153kgはめくりやすい薄さで、扉の枠がほんのり透ける感じです。もう少し分厚くてもいいかもという気持ち。
でもって文字部分うっす! 文字はインクなしの真っ白なので、データ制作の際に周りとの色の差を甘く見積もったということですね。印刷段階の問題では決してありませんよ。儚い印象にしたかったのでOKなのですが、背表紙と裏表紙の文字が消えかけてて笑いました。勉強になる!
本文はこんな感じです。どちらも暗めに写っています。写真手前が新刊の『スフェン』、用紙はナチュラルという種類です。奥の既刊『スピラーレ』は淡クリームキンマリ。ナチュラルの方がくすんで飾らない色調です。触り心地はナチュラルはざらすべ、淡クリームキンマリはすべすべ。どっちもいいなあ。
②既刊『スピラーレ』
静かで澄んだ掌編5つを収録しています。西洋風の世界を違う時代の違う場所の人々がうろうろします。テーマの「滅び」がちょっと不穏ですね。
③既刊『春の夜のステラビナリア』
寄稿させていただいたり投稿サイトや無配に載せたりした8編を集めました。ジャンル混ぜこぜと言いながらファンタジーが多めです。
④無料配布『ひづめだより vol.4』
A5 4ページ 無料!
見開き短編とサークル情報の載ったペーパーです。家のプリンタでコピー用紙に印刷した親しみやすいやつです。これから印刷するんですが、万一プリンタが爆発したらコンビニに駆け込んで用意します。
今回の短編「弟子」は大正時代風のお話です。西洋風ファンタジー以外が無配に載るのはこれが初めてだったりします。まあでもなんか結局ファンタジーです:) 「本は買わないけど気になるぞ」という方も遠慮なくお持ち帰りください。
以上、頒布物の紹介でした。体調等々に気をつけて当日に備えたいと思います。家のプリンタが爆発しないことも祈っておきます。
【ク-14】夕暮れガーネットでお会いできるのを楽しみにしています。ツイッターも当日含めちょこちょこ更新予定なので、気が向いたらのぞいてみてください。










